上原ひろみのライブに行ってきた


もう随分昔にTVでKung-Fu World Champion という曲を聞いて、というか見て衝撃を受けた
「ジャズ」というジャンルなんだが決して堅苦しいものでも高貴なものでもなく なんつーか・・・攻撃的 超刺々しい、でも嫌な感じではなく受け入れられる痛さと言うかなんというか かと思えば一転染み渡るような曲もあったりと  兎に角とんでもないインパクトの人


プレイスタイルもまた独特というか自由というか。。。
超絶技巧としか言いようが無い超超速弾き (初め聞いた時は人の演奏とは信じがたかった) 指どころか手首や腕、肘まで使って演奏をする グランドピアノの上にNord Leadを置いて エレクトーンのように演奏する 椅子はあるのにテンション上がって殆ど立って演奏する 等々、これまたとんでもないインパクトの人 お固い人が見たらふざけるな!とキレそうな感じ^^


是非、是非一度は生で見たいと長年、本当に長年思ってたんですが、この人全然日本でライブやらねーの フェスとかにはちょこちょこ出るんだけども いつかいつか・・・とおもってましたら今年ジャパンツアーがあると! 日本人なのにジャパンツアーと名が着く辺りが何とも


で、抑えたチケットがなんとまあ
国際フォーラムA 一階 最前 センター!!! しかも略定価でGET 約十年程待たされた甲斐があったというかなんというか これはもう奇跡としか…
ライブ編成はピアノ・ドラム・ベース ドラムはサイモン・フィリップス 元TOTOのドラムです 一度東京ドームでTOTOのライブを見た事が こんな所で再会 ベースはすいません、存じ上げませんでした
無駄に緊張する最前列 POPなライブでスタンディングならともかく、椅子座りだと 無駄に緊張する・・


ライブ開始 軽いMCから始まる なんというか可愛いMC 見た目は結構小さな女の子って感じ 因みに自分と同い年
して一曲目 
PAを介さないで直接体に伝わるピアノとベースとドラムの音
すげえ!!
始まったその瞬間から鳥肌が 無駄に馬鹿広い会場なのでPAの音がここには届かない 楽器のアコースティックな音が直接全身に伝わってくる なんと贅沢な事か 手を伸ばせば直ぐ届く場所に世界の超一流プレイヤーが演奏していて その音がたった数m手前の自分の所に届く コレ以上の贅沢があるかって しかも演奏は超パワフルで情熱的で圧倒的 ドラムのキックを打てばその風圧が体に来る程の距離でライブを満喫しまくりです 座っておとなしくしてるはずなのに、全身汗だくです いやあれねえ、興奮するなというのが無理 とんでもないライブに来てしまったわ


ジャズというジャンルなので当然即興の連続 新アルバムの殆どを拾うしたのだが CDだと7.8分の曲が殆ど15.20分程に
最後の曲に至ってはドラムソロだけで10分を遥かに超えてたとおもう ジャズなのにツインバスなのが印象的 タムとか何発あったんだか・・
休憩を取って約3時間半のライブ 3時間超えるライブって結構長く感じる事も多いのだが 今回は全く・・・まだまだ聞き足りない でも演奏者達は体力的にアレ以上は厳しそう
終始笑顔でピアノを弾くのがなんとも印象的 3時間半ずっと笑ってるの あんな楽しそうに演奏する人居ないかもしれない 


アンコール一曲目 コレまで以上にハイテンションな曲を客席に叩きつける 曲終わりと同時に飛び跳ねるように立ち上がってのスタンディングオベーション かなり年齢層の高い客層でもここまで盛り上がるのかという大歓声! そのままアンコールは続く
アンコール終了後 客電もONになりチラホラと帰り始める客も多少はいたが まだまだ鳴り止まない拍手 10分程?の拍手の後にWアンコール 客席を離れていた客が一斉に席に戻る…と思いきやステーに駆け寄る 国際フォーラムがスタンディングのライブハウス状態に 2000クラスのホールでこういう崩壊は見たことあるがフォーラムで客席崩壊は初めてみた


youtubeには中々いい素材がなくて残念